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2023-07-07 10:43:00

ご売却の相談で本当にあった話

久しぶりの更新です。
いつもご覧いただきありがとうございます。

 

さて、今日は不動産売却のことで実際にあった話です。

先日、ご売却のご相談をいただきました。
以前にもご相談をいただいていました物件ですが、
当時は、当社の査定ではご希望の売却価格に届きませんでしたのでお断りされた案件でした。
少し月日が流れて、希望価格では売れないことにお気づきになり、再度ご相談という流れです。

 

直近までの経緯をお伺いしたところ、
売主様は、その後、別の業者(仲介)さんで売却先を探してもらっていたようです。
その際の販売価格は、売主様のご希望に近い金額(少し下ではある)でしたが、
その業者さんの担当者からは、「この金額なら売れます」とのことでご依頼されたようです。
ちなみに、当社の査定額よりはまだまだ上の金額です。

 

少しでも高く売りたいというお気持ちは十分に分かりますので、
「売れます!」と言われれば、そこに任せたい気持ちも分かりますが、
これは「業界の不動産売却あるある」です。
最初に高い金額を提示し、「ご売却のご依頼を取得すること」が最大の目的で、
あとは、売れる金額になるまで、時間の経過と合わせて価格を下げてもらうように進めていく常套手段です。
(このお話もさせていただいていたので、やっとお気づきになったようです。)

 

結局のところ、その業者の担当者が諸々の理由をつけて、
「金額を下げませんか?」が続き、
当社がご提示した査定額とほぼ同じところまで下げるようなお話になってきたため、
その業者さんへの不信感とご売却への不安で、再度、ご相談のご連絡でした。

 

この記事を書くにあたり、伝えたいことは、
当社とその業者さんの査定額(販売価格)に差があるという話や、
売却時の都合の良い査定額(不動産売却あるある)には気をつけた方が良いという話ではなく、
「囲い込み」に気をつけて下さいと言う話です。

 

この案件は、当社もご相談いただいておりましたので、気にはなっていましたし、
ちょうど、ご紹介できそうなお客様がいましたので、その業者さんに問い合わせをしたことがあります。
その際は「契約予定になっていますので」とのことで、ご紹介を断られた経緯があります。
てっきり無事にご売却を終えているものだと思っていました。

 

そのお話を売主様に聞きましたが、一切そんな話はなかったようです。
残念な話ですが、つまり、これは、良く言われる「囲い込み」というやつです。
もし当社のお客様にご紹介が出来て、ご購入の意思が発生したとすれば、
売主様としては機会損失ですし、ご紹介を断る何かしらの事情があったのであれば、
その旨を売主様にお話しすべきだと思いませんか。


こんな話はいくらでも聞きますが、わりと有名業者さんや大手さんに多いと感じています。
実際にこの方も、有名な大手不動産業者でした。

「囲い込み」に気をつけて下さいと言うお話でした。