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2023-02-01 12:18:00

土地(道路の向き)と間取りの関係性について考えてみる

さて、家(戸建)を買うとした場合、新築建売を買うのか、注文住宅で家を建てるのかと選択肢があります。
建売であれば、実際に見に行って、希望のかたちになっていれば購入を検討するのだと思いますが、
注文住宅の場合は、実際の購入予定の家ではなく、モデルルームや住宅展示場を見て判断することになりますので、想像を膨らまして検討していくことになると思います。

 

そんな注文住宅を検討中の方で、土地がまだ決まっていない方へ簡単な建物のイメージの参考になればと思います。あくまで参考に。
まず建物のプランを考える際に「陽当たり」については考えたいところです。
生活上、陽当たりは気にしないという方もいらっしゃるかもしれませんが、暗いよりは明るい家の方が家族も明るく過ごせると思います。
一般的に、玄関や水回りは採光を遮る空間になるため、主要採光側をなるべく避けて配置することが多いです。
また、玄関は道路側に配置されるケースが多く、リビングや居室は主要採光側に配置するパターンが多いと思います。(主要採光側は陽当たりの面から南側を優先に考えます。)

 

例えば、玄関を北側、水回りも北側寄りと配置したとしますと、リビングや居室は南側全体を利用できるようになるため陽当たりにも期待が持てる計画になります。

では、極端な例えですが、道路が土地の南側(南道路)であった場合、陽当たり優先で北側に玄関、水回りを配置するのはどうでしょう?
物理的には可能ですが、生活導線上は不便になると思います。家への出入りをぐるっと回って入らないといけないのは不便ですよね。
少なくても道路側寄りに(南側でないとしても)玄関を配置した方が不便なく出入りできるようになると思いますから、道路の向きによってもある程度は配置が決まってくるところもあります。

 

もちろん、土地の形や大きさ、隣地の状況などによって建物の考え方も変わってきますから、土地探しの際の一つの材料として道路の向きについても考えることをお勧めします。

さらに言うなれば、角地はお勧めです!
角地は、建ぺい率の緩和(+10%)が受けられるケースも多く、各お部屋の配置の自由度も高くなりますし、不動産的にも角地は特別扱いです。
「こっちの部屋をここに配置すると、玄関が・・・駐車場が・・・」「リビングを広くしたいけど陽当たりが・・・」など、角地であれば上手にプランニングできるケースも多く、特に東南角地は、不動産の取引上も資産価値が高いとされていますので、なかなか都合よく出てこないとは思いますが、見つけた際はぜひ検討されて下さい。